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あなたのネットバンキングが不正利用されたとしたら。補償はされる?!

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ネットバンキングとは、インターネットを介して
やり取りをする銀行のことで、
銀行で通常行うようなことを、
スマホやパソコンから行うことが出来ます。

 

わざわざ銀行に行かなくてもお金のやり取りが出来るように、
利便性を高めるためにできたものですが、
本人確認などは口座開設時に必ずします。

口座番号暗証番号もあるので、
ほとんど普通の銀行と同じものです。

 

では、ネットバンキングで不正利用された場合に
補償はされるのでしょうか。

 

ネットバンキングにも
被害補償金制度というものがあります。


例えば、オレオレ詐欺のような振り込め詐欺に対しては、
銀行ごとに「振り込め詐欺救済法」などが設けられているんです。

 

しかし、注意が必要です。


完全に相手が悪いと認められれば全額補償になりますが、
自分に大きな過失があったり、
報告が既定の期限より遅れたりすると補償無しとなるなど、
銀行ごとに救済法の条件が違います。

 

一度ご自身のネットバンキングの規約を
確認したほうが良いかと思います。

 

不正送金などの金銭的被害にあっていることが
明らかになった場合は、銀行や警察にすぐに連絡してください。

 

今回のドコモ口座で奪われたお金は、
銀行と企業で全て保証してくれるようです。

 

ではなぜ、ドコモ口座事件のような不正利用が起こったのか
について考えてみたいと思います。

 

 

ネットバンキングでの不正送金の事例をご紹介します。ドコモ口座の不正利用はどうして起きたのか?

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2019年のインターネットバンキングの不正送金の
被害件数は1872件で、被害総額は約25億2100万円
これは前年の約5倍以上です。

 

手口としては、フィッシング詐欺や、ウイルスを使って
インターネットバンキングのIDやパスワードなどの
情報を奪う手段が目立ちます。

 

どのようにお金が盗み取られるのか、
ドコモ口座の事件を例に解説していきます。

 

ドコモ口座事件について

 
事件概要

ドコモ口座からお金が盗まれるという事件はなぜ起こったのでしょう。

 

そもそもドコモ口座はネットバンキングとは少し違い、
すでに持っている口座と連携させて、
ネットや携帯でお金をやり取りできるようにしたものです。

 

すでに持っている口座と連携させるときには、
銀行名や名義、口座番号、暗証番号、本人確認などが必要です。

 

しかし、ドコモ口座では本人確認の仕方に弱点がありました。

 

銀行側がすでに本人確認をしているのだから、
銀行を使うときに必要な口座番号や暗証番号などが分かれば
それが本人確認になると考えたのです。

 

三者(犯人)はこれを悪用しました。

 

なぜか沢山の人の口座を知っている第三者は、
暗証番号さえ分かれば適当な人の口座を
ドコモ口座で開設出来てしまうのです。

 

そして第三者は、暗証番号を一つに固定して、
沢山の口座にその番号を試し、
暗証番号が合っていた口座を開き(リバースブルートフォース攻撃
お金を盗み取ったと考えられています。

 

事件考察

今回の事件では、沢山の口座番号が分かっていれば、
運が良ければ開けられる状況になっていました。

 

普通は多くの人の口座番号など知っている人はいないはずなので、
そんな状況にすらならないはずですが、
三者の人間は、沢山の人の口座を知っていたので出来た
と考えられます。

 

今回のドコモ口座の事件が怖いと言われている大部分はここです。

 

あなたの口座番号が知られているかもしれないし、
頼りの暗証番号も運が悪ければ
合致してしまうかもしれないのです。

 

そして、口座を連携することによりお金を盗み取るので、
ドコモ口座を持っていなくても
連携できる銀行の口座を持っている人なら
だれでも被害を受ける可能性があるということです。

 

さらにドコモ口座のようなものは他にもあり、
つい最近ではPayPayやKyashなども不正利用の被害にあっています。

 

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ネットバンキングで不正利用されないための対策はあるのか?

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ドコモ口座の事件のような被害にあわないようにするには、
まず口座番号などの個人情報を盗まれないように
個人的にも対策をしていかないといけません。

 

個人情報を抜き取る手口としてよくあるのが、
フィッシング詐欺や偽のポップアップ表示、
フリーWi-Fi、そしてコンピュータウイルスです。

 

フィッシング詐欺


金融機関などのメールを装って送られてくるメールから、
口座情報や個人情報を抜き取るために
本物そっくりに偽装されたウェブページに誘導し、
偽物のウェブサイトだと気づかせずに情報を盗み取る詐欺のこと。

 

ポップアップ


PC画面などの前にポンっと出てくる画像や表示のことで、
そこから偽のウェブサイトに飛ばしたりして、
個人情報などをだまし取る詐欺の一種。
特にアクセスしている画面に関係しているような
偽のポップアップ表示が出てくると気づきにくい。

 

フリーWi-Fi


フリーWi-Fiはセキュリティ対策が取られていない場合があり、
データを盗聴して情報が抜き取られる可能性がある。

 

コンピュータウイルス


マルウェアなど色んな呼び方があり、種類も多い。
簡単に説明すると、特定のファイルやウェブサイトを開いたりすることで、
コンピュータ内部のファイルなどに寄生して、
情報を盗み取ったり、さらにほかのファイルへ増殖したりする。

 

 

これらの対策として、フィッシング詐欺やポップアップ詐欺には、
不審なメールのリンクや添付ファイルを開けないようにし、
そのウェブサイトが本物かどうかを
しっかり確かめてから入力することが大事です。

 

ウイルスに対しては、ウイルス対策ソフトの導入をして、
OSやソフトウェアに対してはアップデートプログラムを使って
最新の状態にしておくことが重要です。

 

勝手に口座を作られてお金を引き出された時、
被害を最小限に留めるには、
通帳に記帳をして残高を確認するしかありません。

 

ネットバンキングを使えば、いつでも残高や利用状況を
簡単に確認することができるので、
何か起きたとしても早急に対応できます。

 

 

まとめ

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昔の悪者は銀行強盗もしくは、
銀行の強固なセキュリティシステムをかいくぐって
侵入しないといけませんでした。

 

しかし今では、ネットバンキングを使って
本人になりすますという方法で、
お金を盗み取ることができます。

 

ドコモ口座の事件を見ても、
ネットでお金のやり取りができる時点で、
ネットバンキングにかかわらず、
被害にあう可能性が確実に増加していることが分かります。

 

今の時代は企業のセキュリティだけでなく、
個人のセキュリティ意識を高める必要があります。

 

ネットバンキングを使うにしても普通の銀行を使うにしても、
インターネットを使うときには、
人を騙して口座番号や暗証番号を盗み取ろうとするものを
見破れるように、一人ひとりが注意しなければいけません。