国勢調査を無視するとどうなる?面倒でも拒否すると罰金の可能性!?
5年に1回、忘れた頃に行われる国勢調査。
日本に住んでいる人(外国の人も対象)、世帯を対象に行われる
統計調査なのですが、
性別や生まれた月、どこで何の仕事をしているか、何人家族か、
住んでいるのは戸建てかマンションかなどが調べられます。
仕事が忙しいと面倒くさくなって無視しちゃおうかな
という気持ちになってしまいがちですが、
回答しなければいけないと法律で決まっているので
50万円以下の罰金を払わないといけなくなります。
今のところ個人で罰則を受けた人はいないみたいです。
また、嘘の回答をした場合でも罰則があります。
基本的に9月下旬からインターネットで回答できるようになっているのですが、
そこで回答の確認ができなかった人の家に担当の人が調査票を持ってきます。
でも配達員のフリをして家に入られる事件とかもあって
知らない人が来ても怖くて居留守を使ってしまう
という人もいるのではないでしょうか。
大体10月上旬~中旬に
「調査票出しましたか?」という手紙が全世帯に届くので、
もしまだ出してなかったり、調査票が届いてない場合は
市に電話して確認して下さいね。
それでも出し忘れてしまったり無視をしていると
調査員の人が家まで「書いてください」と言いにきます。
対面できなかった時はもう一度調査票を入れてくれるので
出すようにしましょう。
前例がないとしても罰を受けるのは怖いですもんね。
国勢調査を拒否したらご近所に迷惑がかかる!?そこまでするのは防災や雇用、将来のため
「絶対に出しません!」という姿勢でいると、
ご近所さんに聞き込みされたり、
大家さんが代わりに情報を教えないといけない
と法律で決まっています。
なぜそこまでして調べる必要があるのでしょうか?
住民票などの個人に関する届けを出していない人がいても
国勢調査が行われるその時、どの場所にどんな人が
存在しているのかを知ることができます。
これが分かれば、少子高齢化や防災、雇用などの対策や、
選挙する場所を考えたり、将来の世帯人口を予想して
研究するための資料作りに役立てられるんです。
またコロナの影響で宅配や訪問してくる人との
接触を避けている人も多くなっているため
回答率も下がっているみたいです。
どこで誰が触っているか分からなくて心配と
郵便物に触れるのも怖いという人もいるそうです。
引越の際にきちんと住所変更などをしていれば
問題ないような気もしますね。
国勢調査の調査員は職員ではなく一般公募や推薦から!?個人情報は問題ない!?
国勢調査は市の職員がするのではなく
誰が調査しているのか知っていますか?
市町村の一般公募や町内会や自治会からの推薦、
前回調査した経験者から選ばれていたんです。
その町のことをよく知っている人の方が
調査の漏れを防いだり、もめ事が起こりにくいからだそうです。
本当に国の調査のためだけに使われてきちんと管理されるなら良いですが、
個人情報が他の人に漏れたり
知らない間に別のことに利用されていたらと心配にもなりますよね。
調査した内容は絶対に調査以外には使ってはいけない
という事も法律で決まっているので大丈夫です。
ただし、国勢調査と名乗って、個人情報を聞き出す犯罪が
起きているようなので、十分注意してください。
【国勢調査を装った詐欺や不審な調査にご注意ください!】
— かながわ中央消費生活センター (@kanagawa_shouhi) September 29, 2020
国勢調査では、調査員が電話で直接、個人情報や預金額等を聞くことはありません。このような電話はすぐに切ってください。https://t.co/DHp9M0pRAE pic.twitter.com/wdYBAUmBP7
まずいかもしれん…
— さな (@sana_55nyanko) September 27, 2020
国勢調査を名乗るおじさんに世帯人数と性別だけ答えてしまった。ネットで回答するっつってんのに、世帯人数と性別と名前聞かれた所で、名前は答えなかったんだけど、良くないよね!!!顔出てないけど、本物にしろ偽物しにしろ、良くないよね!!!😭
やっちまった。
国勢調査の封筒を家庭に渡す際、誤った封筒を渡さないためなのか、
調査の封筒を持ってきた方が名前や世帯数を聞いてくることもあるようです。
我が家の場合は、ちょうど出かけていたので、
封筒は家のポストに入れられていました。
健康保険証の番号や、マイナンバーカードの番号、
貯金額、クレジットカードの番号などを聞いてくるのは
100%偽物です。
絶対に答えてはいけません。
ですが、聞かれる内容が名前と世帯人数、性別くらいだと
本物か見分けがつかなくて怖いという意見も多くありました。
本物の調査員に聞かれるのは
世帯主の名前・家族構成(男女)・回答方法
だそうです。
個人的な話ですが、過去何度も引越しをしている私は
直接手渡しされて何かを聞かれたことは一度もありません。
(いつも家のポストに入れられています)
おそらく留守がちでまったく会えないと思われているのかもしれません。
ちゃんと郵送で回答しているので、いいと思うのですが(笑)
調べてみると
「隣の家のことを聞かれたけど、分からなかったので答えようがなかった」
という人もいましたね。
マンションやアパートだとこういうことは頻繁に起きそうですね。
私も引越ししたときに隣へのご挨拶はしますが、
分かるのはそのとき出てこられた方のみで、
未だにお隣さんの家族構成などは分かりません。
最近は安全のために電話は取らないで、留守電で対応
直接訪問の場合は、居留守を使う人も多いし、
怖い場合は置いて行ってもらうようにしたいですね。
国勢調査で嘘の申告をするとどうなる?罰金を支払った例があった!?
家族とは違う名前を書いたり、
働いていないのに嘘の勤務先を書いて提出すると、
50万円以下の罰金を払うことになります。
過去に地方の自治体が人口を水増しして回答したのがバレて
その町の幹部が罰則を受けた例はありますが、
個人で罰則を受けた例はまだありません。
個人で嘘の回答をしても得なことも損なことも一切ありません。
正直に答えるようにしましょう。
まとめ
世界各国でも行われています。
1世帯で1人が調査に答えれば良いのですが、
普段から一緒に住んでいる人を同一世帯と考えます。
もし一緒に住んでいる両親が老人ホームに入る予定があったり
入っている場合は同一世帯には含まれないので、
別の用紙で回答することになります。
国勢調査は日本に住む人みんなが安心して住めるように
調査して色んな対策を考えてもらうために必要です。
自分がどこに誰と住んでいるのか知っておいてもらった方が
災害が起きて避難する時なども安心ですよね。